この記事は医療職・介護職の方にもわかりやすく、投資初心者の方へのオススメ投資商品をわかりやすく解説しています。
投資初心者だけど、始めてみようかな〜。
投資するならどの商品を買ったらいいの?
といった方にオススメの記事です。
実際に初めてみたいけどどんな投資商品を買ったらいいのかわからなかったり、まずは商品の特性を知りたい方も多いはずです。
今回の解説では、特に初心者の方が初めに買うべき投資商品や資産運用におけるノウハウもご紹介しています。
商品の特性や知識を習得することで、安心してご自身の資産形成を効率よく回すことができるはずです。
それでは西嶋くん。
解説よろしくにゃ!
はい!よろしくお願いします!
この記事の結論(まとめ)
①預貯金は元本保証があり、換金性(流動性)が高く、短期的資産向き
②債券投資は満期日までに保有すれば元本保証があり、中期的資産向き
③投資信託・ REIT・株式投資(ミドルリスク商品)は長期的資産向き
④FX・暗号資産(ハイリスクなもの)は初心者はオススメではない
目次
投資商品 / リスク別 メリット・デメリット
代表的な資産運用の投資の種類とメリットデメリットを解説する前に、以前の記事(投資初心者の資産運用の基本)で資産運用時の財布を3つに分ける(短期的資産・中期的資産・長期的資産)方法をご紹介しました。(下図)
ご自身の資産を使う時期や目的別によって三つに分散させ運用していくことで、計画的に資産を増やすことができることをご紹介しました。
この3つに分ける方法を理解した方が今回の記事も理解しやすいので、見ていない方はチェックしてみてください。
リスク別に解説した商品が、ご自身のどの時期に使う金融商品なのかイメージすることも大切になります。
それではリスク・リターン別に解説していき、投資初心者におすすめとしてどんなものがあるか把握していきましょう。
ローリスク・ローリターン
ローリスク・ローリターンの商品は「安全資産」と言われています。
短期的資産(生活予備資金)や中期的資産(10年以内に使わないお金)に向いています。
主に預貯金と債券があり、それぞれの特徴を解説していきます。
預貯金
みなさんお馴染みの預貯金は
銀行や信用金庫などの金融機関にお金を預けること
を指します。
金融機関に預けたお金は、金融機関が万が一破綻したとしても、預金保険制度によって一定範囲が保護されています。
万が一がなければ、自分の資産は基本的に減る心配はなく、金融商品の中でも特に安全性が高く、さらに流動性・換金性が高いため、短期的資産(生活予備資金)の貯蓄に向いています。
メリット
・全金融商品の中でも抜群に安全性が高い
・流動性、換金性が高く、短期的資産向け
デメリット
・金利が低く効率的に増やしにくい
債券投資
債券とは、国・地方公共団体・企業などが資金を集め発行する借用証明書
国が発行すれば国債、地方が発行すれば地方債、企業が発行すれば社債といった具合です。
債券を購入すると、決まった日に利息が受け取れ、満期に当たる償還日に債券を購入した全額が戻ってきます。
メリット
・預金よりも高い金利で運用できる
・満期保有すれば、元本保証がある
・売却益が期待できる
デメリット
・換金したいときにできない
(流動性リスク)
・保有中の売却は元本割れのリスクがある
(価格変動リスク)
満期日まで保有すると元本保証もあるため、中期的資産向きで初心者にオススメではありますが、保有中の売却は元本割れの恐れがあるため注意が必要です。
短期的資産(生活予備資金)は預貯金、中期的資産は債券を中心に貯めていくと効率がいいんだにゃ。
やっと頭がすっきりしたにゃ!
ミドルリスク・ミドルリターン
次にミドルリスク・ミドルリターンを解説します。ここからは「リスク資産」となり、大小ありますがリスクが伴ってきます。
その反面リターンも大きくなるため、長期的資産(10年以上運用)に向いている商品が多いのが特徴です。
投資信託
運用の専門家が投資家からお金を集めて、株式や債券などに投資して得られた成果を分配金などの形で投資家に還元する金融商品
投資信託の価格は日々変動するため、安い時に買って高い時に売ることで売却益も狙えます。
多くの人から資金を集めるため、少額から投資が可能で集めた資金をさまざまな商品に分散投資してくれます。
メリット
・少額から投資できる
・プロに運用を任せられる
・商品の選択肢が豊富である
・リスク分散になる
デメリット
・元本が保証されていない
・運用コストがかかる
少額から投資ができる
投資信託は1000円などの少額から購入可能で、まとまった投資資金がない方や、試しに買ってみたい方も購入できるメリットがあります。
月々100円からの積立投資や、ポイントを使って投資ができる証券口座もあり、投資が手軽に楽しめる特徴もあります。
プロに運用を任せられる
投資信託は専門家(運用会社)に運用を一任できる投手手法です。
株式や債券、不動産の購入や保有には手間も知識も必要ですが、投資信託ならそのような手間がかからず投資ができ、初心者向きの投資方法です。
商品の選択肢が豊富
日本には約6000もの公募投資信託が存在し、数が豊富で「リスクが低い債券中心の商品」や「運用コストがとにかく安い商品」など自分の好みの商品を選べます。
リスク分散になる
投資信託は1つの商品だけでも、異なる値動きをする複数の投資対象(株式・債券・不動産など)や100社以上の会社など、多数の投資対象に分散投資できます。
資産を分散することでリスクが小さくなり、資産が大きく減る危険を避けられる特徴があります。
元本が保証されていない
投資信託は投資対象の株価などの変動に伴い、日々価格が変わります。買った時よりも売る時の方が価格が下がることもあります。
損失が発生(元本割れ)することがあるため、短期・中期的資産には不向きとも言えます。投資の特性上、長期的資産として保有している方がほとんどです。
運用コストがかかる
投資のプロ(運用会社)に委託している分の運用コストが生じます。
購入時に販売手数料(投資額の0〜3%など)、保有時に信託報酬料(資産額に対して年率0.1%〜2%など)、売却時に信託財産留保額などがかかります。
この運用コストは銀行等の窓口にて口座開設すると信託報酬料が高いことが多いです。
運用コストを下げる方法としてネット証券口座の開設がオススメです。ネット証券口座は、人件費がかからない分、販売手数料と信託報酬料が安い傾向にあり、口座開設もそんなに難しい作業を必要としないためオススメです。
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不動産投資(REIT)
REITは不動産(オフィスビルや商業施設等)に投資し、その賃貸収入や売買益などの運用益を分配する投資商品
のことを指します。
不動産投資信託とも言われ、少額の資金で不動産投資を行うことができます。
REIT メリット
・少額で不動産に投資できる
・高利回りの分配金(副収入)が期待できる
REIT デメリット
・元本保証ではない
・賃料、地価の下落で分配金が減るリスクがある
少額で不動産に投資できる
大勢の投資家から資金を集めるため、一人当たりの資金は少額で不動産に投資をすることができます。
個人では買えないような大型の商業ビルやホテルにも投資をすることができます。
高利回りの分配金(副収入)が期待できる
不動産を運営して得た利益を分配金として得ることができます。J-REIT(日本の不動産投資信託)の分配金利回りは平均で3.5%です。これは東証一部に上場している株式の配当利回りや債券と比べると高い水準と言えます。
元本保証ではない
REITは株式や投資信託同様、大きく下落するリスクもあり、元本割れする可能性があることは知っておくべきです。
そのため短期・中期的資産には不向きですが、長期投資及び長期的資産に向いている金融商品と言えます。
賃料、地価の下落で分配金が減るリスクもある
間接的であれ、不動産に投資していることに変わりないため、テナント賃料や土地の値段が下がる場合があり、分配金も減るリスクにさらされます。
株式投資
株式会社が資金調達のために発行する株式を投資家(個人)が購入する方法
を指します。
株を買うときの値段より高く売ることで売却益を得るのが基本となります。そのほかにも企業が出す配当金や、株式を保有する株主に対する株主優待を目的とすることもあります。
株式投資 メリット
・キャピタルゲインを狙える
・配当金を得られる
・株主優待を得られる
株式投資 デメリット
・投資額が大きくなりがり
・値動きが激しい
キャピタルゲインが狙える
キャピタルゲインとは株の値上がり時に売却し売却益を得ることです。株式投資の大きなメリットの一つです。
例えばA社の株を10万円購入し、その後株価が上昇し15万円で売却できれば5万円のの利益を得ることができます。
中には株価が10倍に跳ね上がる「10倍株(テンバガー)」も存在します。
配当金を得られる
値上がりだけでなく、配当金によるインカムゲインも得られるのも株式投資のメリットです。
配当金は企業活動によって得られた利益を株主が還元することになります。毎回一定額ではなく、配当金が増えることもあれば減ることも無くなる場合もあります。
株主優待がある
株主優待は企業が株主に対して、保有する株式数に応じてギフトを贈るものです。例えば、次のような優待が存在します。
・買い物優待券(ビックカメラ)
・カタログギフト(オリックス)
・一番搾り詰め合わせセット(キリンホールディングス)
投資額が大きくなりがち
株式を購入する場合、通常では売買単位(単元)の整数倍の株数で取引が行われます。1単元何株かは企業が決められますが、ほとんどの場合100株です。
そのため株式を購入するための必要な金額は大きくなりがちです。株価2,000円の企業の場合20万円、株価20,000の場合200万円が必要ということです。
100株未満(単元未満株取引)でも取引可能ですが、この場合は株主優待を受けられないなどの株主権利に制限がかかることが多いため注意が必要です。
値動きが激しい
株式投資は投資信託や債券などと比べると値動きが激しい商品です。そのため売却時に損失を被ることもあります。
株式投資は値動きをしっかり把握する知識が必要ゴリね。
ミドルリスク・ミドルリターンの商品で投資初心者にオススメはないゴリか?
ゴリお君の言う通り、株式投資は投資中級者以上向けです。
投資初心者の方はまずは投資信託がオススメで、かつ長期・分散・積立で投資することが鉄則です!
あとで詳しく解説しますね。
ハイリスク・ハイリターン
FX / 暗号資産(仮想通貨)
ハイリスクハイリターンのFX、暗号資産に関しては投資初心者の方にはオススメしません。
詳細については割愛しますが、リスクが大きいこととそもそも投資中級者以上でも難易度が高いです。
ただ一方でFXや暗号資産で資産を築いている方も存在するため、ハイリスク・ハイリターンな投資がしたい方は、初めは自己責任で小額から勉強程度に始めていくのが無難かと思います。
初心者は危ない橋は渡らないことゴリね。
短期間で莫大な投資益を得るためには、それなりにハイリスクだと言うことです。
初心者が投資を上手く活用する方法は、長期的に積み立て投資していくことが望ましいです。
初心者でも投資やりたくなったよ!
どうやったら始められるの?
投資を始めたい方は信託報酬料が安いネット証券口座での解説がオススメです。
下の記事からチェックしてみてください。
→ネット証券口座の開設方法
まとめ
リスク別投資の種類 まとめ
①預貯金は元本保証があり、換金性(流動性)が高く、短期的資産に向いている
②債券は満期日までに保有すれば元本保証があり、中期的資産に向いている
③投資信託・ REIT・株式投資(ミドルリスク商品)は長期的資産に向いている
④FX・暗号資産(ハイリスクなもの)は初心者はオススメではない